資本主義社会で経済的に勝利するためには?
資本主義社会で経済的に勝利するためには?
いきなり答えますと、資本主義のなかでは欲のない人間がめっぽう強いです。
といっても、欲を全く無くすことはできませんので、なるべく欲を少なく、長く我慢できる人間が最終的には経済的勝利を得ることができます。
欲を我慢できない人間は足元をみられるのは世の常です。
今の経済構造のなかでは搾取される側と搾取する側が厳然として存在し、欲の強い人間は基本的に搾取される側になりやすいです。
ローンを組んで家を購入する人をみて感じるのは、「今」欲望を満たすことを優先してしまっているという事です。
今年3歳になる息子を見ていても同じ気持ちになるのですが、持ち家であれ、甘いお菓子であれ、「今、欲しい!」となっている点では同じです。
そして、その感情は「借金をしてでも欲しい!」となり、利息を支払う生活に陥る危険に直結しています。
この感情は動物が本能的にもっている、直近の利益を過大評価する心の動きや、安心できる「なわばり」を欲する気持ちと関係しているため非常に強く、常に意識していないと自制するのは困難です。
まだ理性が働かず、合理的な判断ができない3歳児なら理解もできますが30過ぎの大人であっても、本能の声に従うと同じ過ちをしてしまいます。
この訓練ができていないと、ブランドの服が欲しくてクレジットカードのリボ払いをして余計な利息を払うなど、経済合理的な判断ができなくなってしまいます。
僕にも人並みに様々な欲はありますが、うまくバランスを取りながらなるべく欲を小さくし、そして欲を満たすのを先延ばしにするように心がけています。
毎日禁欲的な生活をしてストレスをためてもよくないので、日々の節制とバランスが大切だと思います。
具体的にはミニマルな生活を心がけ、毎月の手取り収入の70%程度の支出に抑えて残りはすべて貯蓄・投資にまわしています。(このあたりは別途記事にするつもりです。)
そして将来的には、投資から得られるキャッシュフローで毎月の生活費がまかなえるようになり、安心クオリティを高めていきたいです。
少なくとも欲望を満たすのはそれからだと思っていますし、経済的に成功した後でも、投資元本を減らすような散財はおそらくしないでしょう。
世の中には人々の欲望を釣り上げようと色々なところに釣り針が垂らされています。
どれもおいしそうに見えますが、そこをぐっとこらえて本当に価値のあるものに投資していくことが安心クオリティの向上に役立つのです。