僕の安心な生活

人生の「安心クオリティ」を高めるために僕が奮闘するブログ

支出のバランスを見直して人生の安心クオリティを高めよう

人生における安心のクオリティを向上させるために必要な要素はたくさんありますが、

その中でもお金の事、中でも支出のバランスはその核となります。

 

毎月のお給料を何にどれだけ使うのかというのは常に選択の連続です。

小さな判断の積み重ねが長い年月を経たときに大きな違いとなって顕在化してきます。

 

今回は、私が日々実践しているお金の使い方、そのバランスについてご紹介します。

 

 

手取りの75%で生活しよう、そして25%は投資・貯蓄へ!

 

とてもシンプルなルールですが、これを心がけるだけで老後も含めた将来の安定感がまったく変わってきます。

このルールを理解する時に重要なのは、「金額ではなく割合(パーセント)を守る」という事、そして、このルールは残りの25%を投資・貯蓄にまわすために定められているということです。

まだ手取りが少ないならば少ないなりに、たくさん稼いでいるならそれなりに多く支出に使えるということです。

 

このあと、支出にまわす75%の内訳のモデルケースについて書きますが、基本的には投資・貯蓄にまわす25%が確保できるならば、あとは割とファジーに決めても構わないと思います。

 以下を参考に、

 

まず手取り収入を4分割しよう

 まずは、手取り収入を25%ずつの4分割にしましょう。

それらを、①固定費、②変動費、③おこづかい、④投資・貯蓄 に割り当てます。 

 

①固定費(家賃+保険)

 ひとつめはコレ。

家賃と保険料の合計を手取りの25%以内に収めます。

持ち家の方は毎月のローン支払額だけでなく、固定資産税や都市計画税などの維持費関係も含めて考えてください。

また、貯蓄型の保険に入られている方は毎月の保険料のうち、純粋に保険料として使われている分と、貯蓄として扱われる分を把握し、保険料として使われるものだけを考えます。 

ふつう、部屋を借りるときの目安として、手取りの3割程度というのはよく聞くと思いますが、それでは高すぎると思ってください。

 

変動費(交通費、食費、通信費、光熱費、日用品など)

 ふたつめはコレ。

いわゆる変動費です。食費や日用雑貨などがここに入ります。

光熱費や通信費(スマホやネット回線)は固定費に入れたくなりますが、変動費のなかで取り扱います。

 

 

③おこづかい(書籍、飲み会、被服など)

 みっつめはコレ。

おこづかいと書くと遊びに使うお金の印象が強いですが、勉強のための書籍代やセミナー費用といった自己投資にかかるお金もここに含めます。

コンビニでお菓子を買ったり、 映画を見たりといった娯楽費用全般がこれになります。

 

 

 

④投資・貯蓄(投資信託積立、確定拠出型年金、預金など)

さいごはコレ。

上のみっつは、すべてこの投資・貯蓄を25%確保するために定めています。

初任給をもらう22歳から定年の60歳まで38年間、お給料の変動はあれど、常にこの25%という割合を意識して積み立てることができれば、そしてできれば投資をして資産運用することで増やしていければ、老後(お給料が途絶えたあと)の生活の安定度は格段に増します。

 

 

 ちなみに、入社直後と定年間際では手取り収入は違うとは思いますが、モデルケースとして手取り25万円が38年続き、そのうち6.25万円を毎月の投資信託の購入にあてて年利率3%で複利運用できたとするならば、38年後には元本が2,850万円、運用利益は2,420万円になります。

定年を迎え毎月定期的に入ってくるお給料が途絶えた時、この合計5,000万円近い資産残高は非常に大きな意味を持ちます。

「投資はちょっと・・・」という方でも、定期預金に毎月積み立てるだけで2,850万円まで貯められる計算です。(せめて10~15%位は投資にチャレンジすべきとは思いますが。)

 

今、毎月のお給料をすべて使い切り、次の給料日を心待ちにするような生活を送っている人は、ルールを守り若いうちからコツコツと手取りの25%を投資・貯蓄している人と比べ、老後に圧倒的な、ある意味絶望的な経済的な格差が開きます。

 

 

 若いときからの支出バランスが人生の安心クオリティの決め手になります。

 

 実践できるかどうかが大切!

 この支出バランスについては会社の同僚などににすすめたりしていますが、すんなりこのバランスを受け入れ、実践できる人がいる一方、様々な理由で実践が難しいという人もいます。

 

主な理由として、

 

  • 都会は家賃が高い
  • 結婚している、していない
  • 子どもがいる、いない
  • お金のかかる趣味がある

 

人にはそれぞれ個別の事情があるということは理解していますし、自分が稼いだお金をどう使うかは当然ながら個人の自由だとは思っています。

しかし、厳しいことを言うようですが、今回ご紹介した支出バランスは普遍的なルールであり、基本的に個々の事情による例外はありません。

 

 

どのような事情があったとしても、投資・貯蓄の25%を確保しなければなりません。

 

 

しかしながら、実際のところ毎月のお給料が安定して入ってくるうちは投資・貯蓄にまわすべき25%を使ってしまっても日々の生活は破綻しません。

 

 

そのかわり、将来が破綻します。

 

 

 

僕は自分と家族の人生における安心クオリティを高めるために行動していますが、

その原動力は主に将来の不安です。

僕は現在の若者の将来について、年金問題少子高齢化などの問題により、わりと悲観的に考えています。(まあ、僕が心配性というのもありますが。)

 

基本的にこの文章は僕の息子が大きくなった時に読み、息子が将来持つであろう家族のために役立ててくれたらと思って書いています。

けれど、もしこのブログを読む人が他にもいて、自身の生活習慣を振り返るきっかけとなり、人生の安心クオリティを高める手助けになるならば、それはとても喜ばしいことだと思っています。